生物多様性を利用した農作物生産 〜IBM農業に基づいた自然栽培の実践研究〜

上原 拓也
(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 任期付研究員)

2016年12月31日土曜日

2016年総括 – 前半

早いもので、2016年も今日で最後です。
4月からこのブログを始めさせていただいていますが、秋以降は特に充実しすぎて、更新が滞っておりました(月1更新を目標にしていましたが達成できませんでした、、、)。
今年最後の日に、2016年を総括したいと思います。

1月

筑波大のGFESTという中・高校生向けの科学プログラムの一環でこれまでの勉学や研究の経験について、講義をする機会をいただきました。

講義後のアンケートで、たった一人だったけど、私の伝えたかったメッセージをほぼ100%受け取ってくれていた生徒さんが居て、嬉しかった。

2月

性フェロモンの論文を化学生態学の国際誌 Journal of Chemical Ecologyに投稿。

3月

紫色光に対する天敵昆虫の応答に関する、実証試験、基礎的研究をそれぞれ、Scientific Reports, PLoS ONEに投稿。

大阪で学会もあり、大忙しでした。

4月

本助成の授賞式、Japan Prize授賞式に参加させていただきました。4月のブログにも書きましたが、本当に貴重な体験をさせていただきました。

5月

実験のために、サツマイモやトマトを圃場に定植しました。
私の所属機関は農業に関する研究所ですから、野良仕事もします。

6月

ホシヒメホウジャク(Neogurelca himachala sangaica)という蛾の性フェロモンに関する論文がアクセプト。
(10E,12Z)-10,12-hexadecadienalという成分単独で構成された性フェロモン。この成分は、蛾の性フェロモンとしてはありふれた成分なので、この蛾がどうやって同種だけを見分けられるかということを議論しました。

Uehara T, Kitahara H, Naka H, Matsuyama S, Ando T, Honda H (2016) Single-Component Pheromone Consisting of Bombykal in a Diurnal Hawk Moth, Neogurelca himachala sangaica. Journal of Chemical Ecology 42, 517-522.
http://link.springer.com/article/10.1007/s10886-016-0714-y

後半に続きます。

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